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2014年 03月 15日
医者になって6年目から数年間、基礎研究に従事しました。
その時痛感したことは「自分は研究者には向いていない」ということです。 臨床は良くも悪くも結果が出ます。 しかし、研究では必ずしも結果が伴いません。半年間、何もデータが出ないこともありました。 留学中に論文のデータについてイスラエル人のボスと議論になりました。私はデータの再現性がないため、論文にそのデータを載せないほうがよいと主張しました。ボスは納得いかない様子でしたが、最終的には論文をあきらめました。私は帰国すれば臨床医として生活できますが、ボスは研究が全てです。再現性のないデータでボスの研究者としての経歴に傷をつけたくない思いから具申しました。 今回のSTAP細胞騒動ではデータの画像処理が行われていたようですが、これは研究者にあるまじき倫理違反です。STAP細胞は残念ながら存在しないでしょう…。それは小保方さんが一番よく知っていると思いますが、できれば本人から納得のいく説明を聞きたいですね。
by yata-clinic
| 2014-03-15 19:06
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