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2022年 07月 19日
当院は私の祖父が終戦後に川島町学西出目で開業、現院長が国道沿いに新築移転してから今年で39年目になります。院内処方の調剤室もかねた受付は昔ながらのクローズドカウンターですが、今となってはコロナ流行に際し大変役立っております。診察室は玄関から5メートル、かつ受付の真横にあるため急病の患者さんは状況を察して直ぐにお通しすることができます。広い駐車場のおかげで大型トラックのまま来院される患者さんもおられます。 川崎医大・徳島大学で血液内科医として勤務していましたが、40歳の時に実家を継承すべく帰って参りました。それまでマウスの世話と学生講義のスライド作りには自信がありましたが、一般臨床に関しては一抹の不安を抱きながらの開業医生活となりました。 外来を始めて数日後、胸焼けの患者さんが来られました。前日に他院で胃薬を処方してもらったが改善しないとのこと。当院では内視鏡検査も出来ないためどうしようか…と悩んだ末に、念のため心電図をとってみたところ急性心筋梗塞(AMI)でした(その後も胸痛のないAMIを数例経験することになります)。この時、地雷が多く潜んでいる開業医外来の洗礼を受けた気がします。 矢田医院で診療を始めてから13年目になりますが、今まで教科書でしか見たこと無いような希有な疾患の患者さんを数多く経験させて頂きました。病診連携の9割以上を占める吉野川医療センターの先生方のご指導・ご鞭撻のおかげです。この場をお借りしてお礼申し上げます。少数ですが、安定期の血液疾患の患者さんを基幹病院からご紹介頂き診療させて頂いております。 また、産業医・警察医・学校医・医師会役員と勤務医の時には全く馴染みの無かったフィールドを経験できたことで、総合内科医として一回り成長できた感じがします。 コロナ禍や戦争で大変な時代ですが、一開業医として自分の出来る範囲でこの国難に協力したいと考えております。
by yata-clinic
| 2022-07-19 18:37
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