オフィーサー・アンド・スパイ

ufotableCINEMAで鑑賞しました。「戦場のピアニスト」監督のロマン・ポランスキー氏の最新作です。19世紀末のフランスでドイツのスパイ容疑をかけられたユダヤ人ドレフュス大尉の冤罪を晴らそうとする諜報部中佐の物語です。真実を封印しようと画策する陸軍上層部と反ユダヤ主義がまん延する風潮にやるせなさを感じますが、数年にわたる法廷闘争の結末はいかに…。内容的には「パピオン」を彷彿させますが、久しぶりに見応えのある歴史サスペンスでした。