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2011年 11月 20日
プイライマリ・ケア医のための精神医学教育プログラム(基礎編)に参加してきました。
勤務医のころは自分の専門領域の患者さんのみ診療することが多かったのですが、開業すると内科疾患以外のいろんな症状の患者さんが受診されます。プライマリ・ケア医を受診する患者さんの30%に何らかの精神疾患がみられるとの報告もあることから、外来診療において精神医学の知識の必要性を認識致しました。セミナーは全員参加のワークショップ形式で、個性豊かなファシリテーターの先生方のお陰で非常に楽しく、有意義に学ぶことができました。 #
by yata-clinic
| 2011-11-20 19:09
| 講演会・研修会
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2011年 11月 13日
震災で延期されていた内科学会総会(横浜)に日帰りで参加してきました。
特別企画として『内科医と災害医療』というシンポジウムがありました。今回の震災は阪神の時と違い地震や火災による外傷患者さんが少なかったためDMAT(災害派遣医療チーム)の活動の場は少なかったようです。一方で避難されている方の多くが高齢者ということもあり、高血圧、肺炎や心不全など内科疾患への対応を迫られたそうです。災害医療における内科医の必要性を痛感し、一内科医として今後どのように取り組むべきかを考えさせられました。 #
by yata-clinic
| 2011-11-13 23:55
| 講演会・研修会
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2011年 11月 11日
今晩にも野田総理がTPPへの参加を表明されるようです。
私は経済のことは素人でよくわかりませんが、TPP参加後に日本の医療が市場原理が支配するグローバルスタンダードの名のもとに急激に変貌するのではないかと心配しております。具体的には混合診療の解禁、病院の株式会社化、国民皆保険制度の崩壊です。『聖域なき構造改革』の結果、地方経済は衰退の一途ですが、TPP参加は地域医療に止めを刺す結果にならないかと危惧しております。 #
by yata-clinic
| 2011-11-11 20:07
| 医療
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2011年 10月 21日
文部科学省は20日、医師不足が解消されていないとして2019年度までの8年間、医学部入学定員の増加を発表しました。個人的には医師不足解消には全く効果がないと常々思っておりましたが….
太平洋戦争において南太平洋の航空戦で日本のパイロットは連日休みなしで出撃しておりました。一方、アメリカはパイロットに十分な食事と休暇を与えておりました。海に不時着すれば飛行艇が必ず救出に向かったそうです。彼らは飛行機の代わりは直ぐに手に入るけどベテランの搭乗員の育成には数年かかることを知っていたからです。 医学部の定員を増やしても第一線で働ける医師が育つまでには数年かかるでしょう。また、折角卒業しても殆どの若手医師が大都市で研修を行うのでは全く解決策にならないと思います。先ずは『ベテラン搭乗員』を大切にして頂きたいものです。 #
by yata-clinic
| 2011-10-21 00:26
| 医療
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2011年 10月 16日
名古屋で開催された血液学会に参加してきました。今年は放射線の人体影響についての教育講演がありました。被爆後には白血病や骨髄異形成症候群等の血液の病気を発病する確率が高くなります。また、原発事故に際して作業員の方の安全確保のため自己末梢血幹細胞の保存が検討されたこともあり、血液内科医としては今後の長期的な放射線の影響が心配されるところです。
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by yata-clinic
| 2011-10-16 20:44
| 講演会・研修会
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